少し背伸びすれば手に届く価格帯!超高性能なVRで超リアル!~「Pimax Crystal Light」がズバ抜けて凄い!

Pimax Crystal Lightの魅力を、VRシミュレーターのエキスパートであるジェネさんが語ります。高解像度映像や軽量化された設計など、実際に使ってみたからこそ分かるポイントを詳しくご紹介!
少し背伸びすれば手に届く価格帯!超高性能なVRで超リアル!~「Pimax Crystal Light」がズバ抜けて凄い!

はじめに

マイド!

ジェネです。

私、全く忖度しないので有名ですが、実際に使ってみて良いものは良い!と素直に評価します。それ故に信憑性が高いとメーカーからも一般の方々からも評価して頂いてますが、今回の逸品もそんな一台のレビュー記事です。

 日進月歩、日々技術は進化し続けています。

初代のPimax Crystalから早一年ほど経ちました。歴代のPimaxシリーズは殆ど使っていますが、他の製品とは2歩以上進んだ高性能ぶりを発揮した更なる一台が”Pimax Crystal”でしたね。

genesisplana.hatenablog.com

商業用途(軍事用途向け含む)などのハイスペックVRって値段を見るとギョッとするくらいの高価格で、モノによっては日本円にして100万円を軽く超えるモノも幾つか存在します。現段階では8K画質がトップクラスであり、それらの商業用途のメーカーはそれほど多くは存在しません。

一般層でも手に入り易い価格帯でリリースし続ける”Pimax(パイマックス)”というブランドとの最初のきっかけは初代のPimax 4Kとの出会いからでした。その前はHTC Viveを扱う事もありましたが、その当時のVRはというとスクリーンドア(黒い格子状の素子の模様)が普通にありましたし、実は画質の綺麗さという点においては、お世辞にも綺麗とは言い難く、頭の向きの検出精度もタイムラグがあったり、細かく揺れる等と余計に”酔い”に対する不快感が伴うモノでした。

しかし、Pimax 4Kにおいては数値上のスペック以上の綺麗さがあり、その当時としては凄くインパクを憶えました。

そこを皮切りに、Pimax 5K Plus、Pimax 5K SUPER、Pimax 8K plus、Pimax 8KXと、進化の過程と共に所有し、愛用してきました。

 勿論、オキュラスシリーズ(現在のmetaQuest)やHp Reverb G2、Valve Index……などなど、シーンに合わせて使い分けて良いモノを選択したりしていました。又は、ここ1年くらい前からですとDPVR E4の様な簡単で高性能が手に入る優れたVRも登場し、VR市場としては最も盛んな時代になりましたね。

少なくともここ5年前くらいの間で比べましても目覚ましい進歩を遂げ、5KクラスVRがオードソックスになり、metaQuestの様なスタンドアロン(単独で動く)やMR(現実と複合させる)や、AppleのMRヘッドセット”Vision Pro”なども登場しましたね。MRは主たる使用目的が一般的に言うVRとは異なりますし、私が主に活動している「シミュレーター」という部分においては使用するスタイルも全く違いますので今回の内容としましては除外とさせて頂きます。

 さて、今回のレビュー記事の内容は、やっと記事に出来るタイミングとなりました、Pimax Crystal Light(パイマックス・クリスタル・ライト)

 初代のPimax Crystalを経験していますので、当初は「Lightはいいや」とは思っていたのですが、どうやら初代のCrystalとは内容的に「性能が同等の廉価版」かと思いきや、実はそうではなく、「いいところを受け継いだPCVR」として開発されたのであった。

初代のCrystalはバッテリーを背面に介したスタンドアロンVRを意識した造りであったが、一目見て、かなりイケたカッコいいデザインと物々しいガンダムの様なルックスがめちゃくちゃインパクトがありました。私としましては市場に出回るVRで興味を持ったものは手にしていますが、高性能VRであればあるほど、物々しく、そして重くなる!といった傾向がイメージできているので、実際に初代のCrystalを手にした時には寧ろ重たくは無く「こんなもんでしょ」と、イメージしていたよりも軽かった事を憶えています。当時としては最高画質のPimax 8K Xのネイティブ・デュアル4Kより画質が良いもんだろう~と思っていたが、それは最早、別物くらいの生々しい映像が初代のCrystalという超高性能VRでした。

VRの画像処理とすれば、本来ならゲーミングPC本体のスペックに依存するスタイルであるものが他社のVRが殆ど、その様なスタイルでしたが、Pimax CrystalはVR本体側でも画像処理をサポートするのでイメージしたよりも重たい作動ではなく、寧ろPCへの”重たさ”に関して言えばサポートして底上げしている感さえ感じられる。

ここで少しおさらいをしておこう。

凄い凄い!といっても価格も凄い事になっていると一般層購入ユーザーにとってはスーパーな高嶺の花みたいな存在になるのは非現実的ではあるし、Pimaxとしては一般層の市場に最高のモノをなるべく安価でお届けしたい~と考えていることが伺える。

Pimax Crystal Light

Pimax Crystal Light(パイマックス・クリスタル・ライト)は、CrystalをPCVRに潔く設計を振った超高性能なVRという存在です。PCVRというのは単独で動くスタンドアロンタイプとは異なり、PCの処理能力と描画性能を活用して仮想現実を体験する技術。

故に本体にケーブルは接続するスタイルとなるが、最近だとワイヤレスの超低遅延化技術が進んできているのでコストが許す限り、いつかは実装する可能性はあるとは思います。しかし個人的にはWi-Fiも含めて無線環境は何かの弊害があると不安定になるので断然いまのところ”有線派”である。シミュレーターをプレイする上で、別にケーブルは邪魔だとは思ってませんし(笑)

ここが凄い!その①

先ずはリアル感がずば抜けてる生々しい又は、瑞々しい美しい映像美が相変わらず素晴らしい✨

8Kという超高解像度とガラス製非球面レンズにより透明感のある映像美を❣         

それはシミュレーターにおいても恩恵があり、PCのデスクトップ画面においても、普通に高画質モニターを眺めるより光沢感がある様にも見え、シミュレーターをしていなくても画面上で映画観たりしても良いかも~♥と思えるほど(笑)         

ここが凄い!その②

Pimaxのツールソフトとして旧来は”Pit tool”というモノを使用していましたが、実は初代Crystal誕生したくらいの時期に”Pimax Play”というアプリケーションになっています。

これは従来のツールと操作方法が大きく変わったわけではないですが、旧Pit toolを使うよりはPimax HMDを認識するスピードが全然速い様にも思います。勿論、ハンドコントローラーの検出も至ってスムーズで、Pimax Crystal Lightも同じく、本体にInsideout(インサイドアウト)トラッキング方式を採用している事もあって相互的に精度を高めている感がありました。

Insideoutトラッキング方式は、簡単に説明すると最近のHMD市場では流行りつつある技術で、ここ最近のVRに関しては「簡単さ」「空間認識」「ハンドコントローラーの検出」というイージーさがあり、補助的な空間認識を担う”VR station(PimaxはViveベースを使用)”を部屋の隅に設置して、部屋中動き回っても正確に各部の身体の動きを高精度で検出する!というものの簡易バージョン的なモノがそのInsideout(インサイドアウト)である。

勿論、Pimax Crystal Lightも例外ではなく、Insideoutトラッキング方式は使えますけど、私の様にViveベースステーション”を使用する方が、確実且つ正確にストレスなく検出してくれるので、ステーションとInsideoutトラッキング方式の”併用”といった使い方をしています。ステーションを採用する場合、その分は少しだけ購入するコストは掛かるが、満足のいく環境を完璧に構築するなら個人的には必須だと考えています。                                                                                           

Insideoutトラッキング方式のちょっとした弱点としては、部屋の中が薄暗かったりとレンズに入ってくる空間の情報量が少なくなると”検出がズレる”という部分を、このViveベースが補ってくれるといった感じです。

ハイエンドVR環境を目指すなら是非揃えたい。

後でViveベースを増設(対角線上に2個)するのも良しだ。

ここが凄い!その③

音質が格段に上がった♬

Pimaxは今までのモデルではKDMAS、DMASというデザイン的にオシャレな形をしたヘッドホンを採用していたが、Pimax Crystal Lightからは全く異なるデザインのモノを採用している。                                                                                       

オープン型スペシャルミニヘッドホンと呼ばれるが、私が過去経緯、いろいろなVRを使っていたけど、過去1、2を争うくらいに超高音質だ。低音もパンチが利いていて迫力のあるサウンドを奏でる。

個人的には超ボリュームを上げてズンドコ鳴らしながらプレイしたいところだが、一般的には音量を上げ過ぎると健康面において難聴になる可能性も潜んでいるため、この辺の部分においてはどのメーカーも一線を引いているようですね。

一応、Pimaxのオプションとして他のスピーカーに変える事も可能ですが、私個人としてはこの標準スピーカーの音質がとても良くて超おススメです。

ここが凄い!その④

何といっても軽量化!310gものシェイプアップを果たしています。ですが、ただ軽量化したわけではなく、前後のバランスを再設計し、長時間の作業において疲労を軽減。小さな動きから大きく動くことまでを想定する事に対応。

               

人間の目を模した技術で視線の中心にレンダリングする新しいレンダリング技術が採用されている。これによりGPUへの負担が軽減され、スムーズな映像美が得られるようになっています。

肉眼はレンズの中心部に位置し、そこを中心に周りを見渡すわけですが、とても自然で、ぼやけるとか滲むといった感覚は全く無く、凄くクリアーな視界が目の中に飛び込む。

VRのレンズ越しにカメラをかざして撮影すると外周部が薄っすらぼやける事がありましたが、このコントロールが働いていた感じですかね。

自分のゲーミングPCにおいて「思いの外、作動状態が軽かった」と思える点が、この技術が補正している感がありましたね。

ここが凄い!その⑤

何といっても価格が超安くなった。一昔前までは30万円アンダーくらいの価格帯だった超高性能VRが、何と18万円アンダーで手に入ってしまう時代になりました。

私は欲しい時が買い時だと思っていますのであまり気にしたことはありませんが、Pimaxではお手軽にお試し頂ければと、時々、キャンペーンで期間限定価格でやっている事もあるのでタイミングを見計らって買うのも手ですね。

普通ならこれ程の超高性能VRは商業用途だと100万は軽く超える価格帯であり、ほんの5年前までは27万円台とか「えーーーー!?」って思えるほどのびっくり価格だったりしました。

こまかな詳細説明は割愛しますが、何も難しい事を考えずに使える高画質VRって最近は普通になってきました。

メーカーに対しても上を追い求めすぎても超ハイエンドなゲーミングPCを有しているプレイヤーの人口を考えると少なく、少し落としたミドルクラスに近い方が「使ってみたい」と思えるほどのモデルであり、負荷が少しでも軽くコントロール出来る方が良い。

HTC Vive Pro2とかですと5KレベルのVRなのにコントロールするソフトが重くてイメージしたよりも重いと感じることもありました。

しかし、Pimaxは8Kという高画質でありながら思いの外、軽快に動いてくれる超高性能VRを、私がイメージしたよりも速いスピードで開発しリリースしてきた事に賞賛を称えたい。

PimaxブランドとしてPimax Crystal Lightは過去モデルとは違う新しいカタチとして愛されていくでしょう。

ジェネシスのゲーミングPCスペック(参考)

AMD Ryzen9 7900X

nVidia RTX4070Ti 12G

DDR5 memory 32G

M.2 SSD 2T(Cドライブ)

VRを使う際の調整箇所はSteamVRのレンダリング解像度とゲーム内画質設定での調整のみです。

🫛🍺( ¯꒳​¯ )ᐝ

 

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